昨今のジュニアゴルファー出身プロの活躍により、ジュニアゴルフ人口の増加が見込まれておりますが、京都府や滋賀県においてはゴルフ部を擁する学校は少なく、青少年の才能を見出す機会がほとんどありません。エチケット、マナー、技術が十分に準備、理解されないままコースに出るゴルファーも増加すると予想されます。マナー、エチケット、相手への尊敬やいたわり、感謝、同情、国際愛等、これらを教えるのは第一の教育者であり第一の責任者である親ではありますが、ゴルフというスポーツを通して、時代を背負う青少年の人間としてのフェアプレー精神育成の場や良い指導者を主導する団体が必要であると考えNPO 法人「京都・滋賀ジュニアゴルフクラブ」を立ち上げるに至りました。

  私たちは「ゴルフはうまくいかないことが前提のスポーツ」と考えております。大切なのはプレーの結果よりもマナーや礼儀を習得することであり、そして、うまくいかないことで精神力が鍛えられるスポーツだという思いがあります。どんなに練習をしてもどんなにナイスショットをしてもそれが良い結果に結びつくとは限らない。社会に出てからもうまくいかないことの方が多い中で、「辛いときでも楽しんでいけるような人間になってほしい」との思いで子どもたちと向きあっています。そして、ゴルフは他のスポーツとは違う次のような特色があると考えています。

  気象条件により難易度が変化するといった自然への挑戦意欲をかきたてる魅力がある審判が付き添わず、ストロークやペナルティーは自己申告制である他のプレーヤーと競技場を共有しているのでプレー時間を調整することが要求される対等の立場に立って競技ができるようハンディーキャップ制度があるゴルフ規則の第1 章は「エチケット」から規定されているこのようにゴルフは楽しさだけを追求するものではなく、同時に禁欲を学ぶ場であり、実践する場であります。経済やレジャーのグローバル化によりさまざまな国の人々との交流を持つ場も増えるはずです。2016 年リオデジャネイロオリンピックにおいてゴルフが正式種目に決定されました。2020 年東京オリンピックにおいてもゴルフ競技が開催されます。ゴルフの技術レベルもさることながら、どこの国の人から見ても信頼に足る人柄と魅力を持った人間となっていけるよう子どもたちの人格形成に尽力してまいります。

  京都・滋賀ジュニアゴルフクラブには、現在、京都・滋賀・大阪の小中高生約50 名が在籍しており、毎月2~3 回のラウンド、毎年3 回の遠征合宿や複数回の競技大会の実施といった活動をしております。多くの方々のご支援を賜りながら、子どもたちの経済的負担をできる限り抑え、広々とした自然の中で仲間とともに楽しくプレーできる環境づくりに努めております。まだまだ目標の途上であり、さらに多くの皆様から人的、経済的ご支援・ご協力を賜りたく、宜しくお願い申し上げます。

 

                                     特定非営利活動法人    

                                       京都・滋賀ジュニアゴルフクラブ

                                           理事長   冨田 譲