ご挨拶

 

ゴルフは広々とした自然の中で、気持ちの良い仲間とプレイできる一方、一つとして同じコースはなく例え同一コースでも、地形的状況に加えて気象条件が加味されると難易度が変化するといった自然への挑戦意欲をかきたてる魅力があり、その上で他のスポーツとは違う次のような特色があると考えます。

 

競技場を共有しているので、1ホールの占有時間やプレイの重なりを調整することがプレーヤーに要求され、ゴルファーの内面的判断に依存しながら競技が成立するという特殊性があり、審判が付き添わずストロークは自己申告制です。

また対等な立場に立って競技をし、たとえ体力や技術に差があっても、参加者全員が心身的に全力を尽くせるためにハンディーキャップ制度があります。

 

ゴルフの場は楽しさだけを追求するものではなく、同時に正しい禁欲をも学ぶ場であり実践する場であると考え、青少年のうちからゴルフ倫理を学んで良識や常識を身につけさせたいと思っています。

 

ゴルフの目的は名声を得るためや資金を稼ぐためにストローク数を少なくラウンドする事を最大の目標とする事もありますが、それよりも重要な目的として、

 

1、健康の維持増進 2、人間としての自己をより一層高める方法の一つ 3、現実社会のエチケットやマナーと関連させられる位置づけのスポーツであると考えています。 

 

これからは経済やレジャーのグローバル化により様々な国の人々と交流を持つ機会が増えるはずです。2020年の東京オリンピックでもゴルフは正式種目に決定しています。論理的欠如のある行動や言動により重要な問題を引き起こさないためにも、ゴルフの技術レベルもさることながら、どこの国の人から見ても信頼に足る人柄と魅力を持った人物であるように、ゴルフを通じてエチケットやマナーを守れる道徳ある人格を形成させたいと思っています。

 

昨今のジュニアゴルファー出身プロの活躍によりこれからはジュニアのゴルフ人口の増加が見込まれると考えています。同時にエチケット、マナー、技術が十分に準備、理解されないままコースに出るゴルファーも増加すると予想されます。

ところが我が国のゴルフ費用は国際的にみるとまだまだ高額な上、ジュニアの保護者は現役で仕事をしなければいけない世代です。そのため本来なら第一の教育者である第一の責任者である親が、ゴルフ場での実践によるフェアプレーの精神(マナー、エチケット、相手への尊敬、いたわり、感謝、同情、国際愛など)を教える機会が少ないのが現実です。

 

そこで技術指導だけではなく、次代を背負う青少年の人間としてのフェアプレー精神育成の場や、良い指導者を主導する団体が必要であると考え、NPO法人 京都・滋賀ジュニアゴルフクラブを立ち上げるに至りました。

 

「ゴルフはうまくいかないことが前提のスポーツ」と考える私達にとって、大切なのはプレイの結果よりもマナーや礼儀、そして、うまくいかないことで鍛えられる精神力だと思います。

どんなに練習をしても、どんなにナイスショットをしても、それがいい結果に結びつくとは限らない。社会に出てからも、うまくいかないことの方が多い。でもゴルフを通じて子供達には、辛いときでも楽しんでいけるような人間になってほしい、そのように考えています。

 

現在、京都、滋賀、大阪の小、中、高生約50名が在籍しており、月2〜3回のラウンドの他、年3回の遠征合宿、年複数回の競技大会の実施といった活動をし、ジュニアや保護者の方に大変喜ばれています。

将来はご協力いただけるスタッフを増員し、実践ラウンドの機会を増やし海外合宿も行いたいと思っています。

まだまだ目標の途上ではありますが、将来私達のジュニアゴルフクラブから魅力あふれる人材が輩出できるようスタッフ一同頑張ってまいります。

今後も活動を続けるためにも皆様の、ご支援ご協力が必要と考えていますので、よろしくお願いします。

               

特定非営利活動法人

京都・滋賀ジュニアゴルフクラブ

理事長  冨田 譲